「4 walls」 MVの中の4人は、ひとりの人間の自我である説
ミン・ヒジン室長作品の解釈をネットで漁って回るのが大好きなわたしです。えくその時も楽しかったけど、今回もやっぱり超楽しい。
ゲルで見つけた、
4 Walls ミュージックビデオの中のメンバー達は「ひとりの人間の自我」である
という説をひっぱってきました。画像はいろんなとこからお借りしてます。
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ビクトリア、アンバー、ルナ、クリスタルは、現実世界ではひとりの人間の中に属している4つの自我です。
ミュージックビデオの序盤でアンバーがカップを割るところから物語は始まります。
ここでカップというのは単純にカップというだけではなく、彼女たちにとって大切な存在だと認識されます。(歌詞からすると、カップは愛する恋人のことを指していると推測されます。)
カップに注がなけれならない水は、ここでは過去へと戻ることのできる媒介体を象徴しています。
クリスタルは過去に戻ってこの状況を逆転させようと水を注ぎ始めます。
しかしカップが割れてしまった以上水はカップの中に入らずにテーブルから床に流れ始めます。
この水を通して4人の自我はチャンスを取り戻すための旅を始めるのです。
ビクトリアが水を踏んで後ろに倒れた瞬間、彼女たちの前に森という新たな空間が繰り広げられます。
ここで森というのは幻想の中の空間を意味しています。
森で登場する紫色の蝶は、ルナを表します。ルナは森の中をさまよっていた途中で、先ほど現実世界で割ったカップの破片を踏み怪我をします。
(森が幻想世界を表していると仮定すれば、現実世界で実際にカップの破片を踏んで怪我をしたのだと解釈することもできます。)
すると紫色の蝶は空中で静止するようなモーションをします。それ以来、ルナはその場で空中にふわっと浮いた状態のままにされます。何か問題が起こったのです。
クリスタルは、森をさまよっていた途中で、先ほど自分が水を注いでいた姿がビクトリアの姿を通して表されているのを目撃します。
自身の自我を目撃した彼女たちは、序盤とは違い少し緊迫した姿で森をさまよいます。
その途中アンバーは馬一頭に出会います。
ここでの馬は、今の幻想世界と現実世界を繋げてくれる水と同じ媒介体の役割をしています。
馬に触れたあと彼女たちは水中に落ち、これは現実世界よりも少し前の時間である、一日前の浴槽の中であることに気づくのです。
浴槽から急いで目覚めたルナは、先ほど足を怪我したのを巻き戻すため、急いでベッドへと走っていきます。
翌日になり、ルナは急いで起き上がってカップに向かっていきます。
ここで、走っていくルナ - 走っていくアンバー - 走っていくビクトリアを通して彼女たちは皆ひとりの人物だということを知ることができます。
そして自身の怪我を防ぐためにカップに向かって走っていき、安全にカップを守ります。
彼女たちにとってカップとは
自分自身の自我であり、割れてはいけない意味のある存在、あるいは自身が愛する恋人、のふたつに解釈されます。
カップの破片が家(現実世界)と森(幻想世界)ふたつの空間のどちらにも存在することから、森という空間がひとりの人物の幻想であるということを確かに解釈することができます。
カップが割れた事件(自我の崩壊 or 恋人との別れ)を巻き戻すために、水という媒介体を通して過去に戻り、その過去の中で自分たちの自我に出会うことになるのです。
4 WALLSという単語はひとりの人物の中に属している4つの自我を意味しており、この自我たちが自身の属している人物の行動を巻き戻すための道のりを映したミュージックビデオだと解釈してみました。
ここでひとつ言っておきたい点は、最後にルナがカップに向かって走っていく時、唯一クリスタルひとりだけ走るルナを意識して後ろを振り返ります。
ミュージックビデオの序盤から最後まで、クリスタルを除いた残りのメンバー達は違うメンバーの動きを意識していません。
これは幻想の中の世界で自分自身の自我を目撃したのが唯一クリスタルだけだったからです。(水を注いでいるビクトリアを目撃)
クリスタルひとりが自我を認識していて、最後に走っていくルナを振り返って見ていたのです。
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これ書いたのヒジンさんじゃないよね?ってぐらいの想像力すばらしい...!
他にも、SHINeeのViewとの関連性を考えてる人とか、ソルリが抜けてグループが危機に陥ってからまた立ち直るまでの過程を描いてるだとか、いろんな解釈があったよ、おもしろいね。
まだまだいろんな説が出てくると思うけど、今のところわたし的にはこれがしっくり来た。
いつかヒジンさんが語ってくれるといいけど。
あー楽しいよー
えぷえくすカムバするだけでこんなに楽しいよー
一年に一度だと思うと余計にお祭り感増すよー
ほんとにありがとうございますSM
このために待ってきて良かったと思わせてくれてありがとう、ほんと待ってて良かった。